2021年8月23日月曜日

バット・ビューティフル

 

単行本 – 2011/9/1 ジェフ ダイヤー (著), Geoff Dyer (原著), 村上 春樹 (翻訳) 


もしモンクが橋を造っていたら p49

1 件のコメント:

fkdrums さんのコメント...

モンクの項の全編にわたって、モンクと橋について述べられているのではなくて58ページにある16行のみ。
「モンクが橋を造っていたら、構造上不可欠な部品をどんどん取り去って、残っているのは装飾的な部分ばかりで、その装飾的な部分に構造的な剛堅さを吸収させることができた。」
と言うような内容ですが、私はそうは考えてない。装飾的なものを取り除いて構造力学的に必要な部分だけを表現しようとした。そして、構造には様々な形式があるのでそれを表現したと思います。
トラス組であったり、吊り構造であったり。特殊なものでは下に船を通すために中央部分をあげる、はね橋やエレベータ式回転式のものがあります。トラスにも様々な形態がありますし、吊り橋も同様です。最近は吊り橋が多いようですが、我が国で代表的なものは明石大橋でしょう。モンクが長年住んでいたNYマンハッタンにはハドソン川を渡る橋がいくつもかけられています。
この構造形式を考えデザインするのがモンクの作曲であり、その改良や発展的変更が演奏スタイルだと考えます。
この本では、モンクの変人ぶり?日常生活の一部がわかりますが、私が芸術系の大学で学んだことで重要なことは、人格と作品は別ということです。ベニー・グッドマン、アルネ・ヤコブセン等。
結構沢山の橋の写真を撮っていると思いますが、この機会に見直してみようと思います。

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