さて、レコードコレクションも一段落したところで、思うところを書いてみたいと思います。
なるだけ沢山の、今まで知らなかったミュージシャンのものを聴いてみようとは思ったのですが、ベテランの中にもまだ知らなかった人が居ました。何せ、モンク自身のものしか聴いていなかったので、今まで作曲しながら演奏していない曲なんて知りませんでした。
いろいろ聴いてみて、やはりヨーロッパの白人はジャズに向いていない。ブルースの心がない、黒人が持っているリズム感がない、等々なじめません。
アメリカでも、特に西海岸の白人にも同様なことが感じられるのですが、黒人に認められたミュージシャンはまた別かなと思います。東海岸で生まれ育って後に西海岸へ移動した人もいるようですが、アート・ペッパーのような白人は希でしょう。
やはり、現代のジャズはニューヨークの黒人音楽が元になっているのは確かでしょう。が、ニューヨークの黒人でも気の抜けたようなミュージシャンがいます。というか、気の抜けたレコーディングをやってしまったミュージシャン、これをつかまされると「レコード代返せ」といいたくなるものもあります。
Red Garland - Groovin' Red
指がもつれてテーマが弾けていない。テーマが終わればR.G節。
ファンにとってはカムバックの貴重な演奏なのでしょうが。
S,Rのサックスがなんとも頼りない。
何やら聴かせどころがない?馬力がない?
スタイルが定まっていない。
ジャズではないような気がする。
ラウンド・ミッドナイトが曲違いでモンクの曲は収録されていない。
同じ楽譜をNYの黒人ミュージシャンに演奏して欲しい。
イタリア人にはジャズは無理。
と言うことで、上のレコードを買う必要はなかったように思います。
1 件のコメント:
Sadik Hakim Trio – A Bit Of Monk
ぬる〜いモンク。
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