2021年1月23日土曜日

モンクを楽しむ

 さて、レコードコレクションも一段落したところで、思うところを書いてみたいと思います。

 なるだけ沢山の、今まで知らなかったミュージシャンのものを聴いてみようとは思ったのですが、ベテランの中にもまだ知らなかった人が居ました。何せ、モンク自身のものしか聴いていなかったので、今まで作曲しながら演奏していない曲なんて知りませんでした。

 いろいろ聴いてみて、やはりヨーロッパの白人はジャズに向いていない。ブルースの心がない、黒人が持っているリズム感がない、等々なじめません。

 アメリカでも、特に西海岸の白人にも同様なことが感じられるのですが、黒人に認められたミュージシャンはまた別かなと思います。東海岸で生まれ育って後に西海岸へ移動した人もいるようですが、アート・ペッパーのような白人は希でしょう。

 やはり、現代のジャズはニューヨークの黒人音楽が元になっているのは確かでしょう。が、ニューヨークの黒人でも気の抜けたようなミュージシャンがいます。というか、気の抜けたレコーディングをやってしまったミュージシャン、これをつかまされると「レコード代返せ」といいたくなるものもあります。

Red Garland - Groovin' Red

指がもつれてテーマが弾けていない。テーマが終わればR.G節。
ファンにとってはカムバックの貴重な演奏なのでしょうが。

S,Rのサックスがなんとも頼りない。

何やら聴かせどころがない?馬力がない?

スタイルが定まっていない。

ジャズではないような気がする。

ラウンド・ミッドナイトが曲違いでモンクの曲は収録されていない。

同じ楽譜をNYの黒人ミュージシャンに演奏して欲しい。

イタリア人にはジャズは無理。

と言うことで、上のレコードを買う必要はなかったように思います。

1 件のコメント:

fkdrums さんのコメント...

Sadik Hakim Trio ‎– A Bit Of Monk
ぬる〜いモンク。

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